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直焦点撮影に挑戦 [天文]

すごい久しぶりの更新です。ネタがないわけじゃなかったのですが、
いろいろと忙しくて…。

さて、2016年のGW実家に帰省した際に、天体の直焦点撮影に挑戦しました。
今まで惑星の拡大撮影しかやったことがなく、直焦点では大して写らないだろう。
オートガイド環境構築も未完成で、5秒も露光できないだろうと思ってたのですが…。

子持ち銀河 M51
2016-05-29-02.jpg
1分の露光で、これしか流れてませんでした。これを見た瞬間、すごい、直焦点やれる!
と、気分が高揚したのでありました。
(トリミングしてますけど。以降の写真、すべてトリミングしてます)

回転花火銀河 M101
2016-05-29-01.jpg
10枚の30秒〜1分露光のjpeg画像をコンポジット。
実家に持って帰ったWindowsノートPCが非力で、10枚程度しかコンポジット
できませんでした。
RAWでやりたかったんですけど、ステライメージ6.5が、Kiss X7iのRAWに対応してなくて
コンポジットできませんでした(できたとしても、非力すぎて開けるかすら怪しい…)。
ちょっと画面の下の方に導入してしまって、下手に動かすと見失いそうだったので、
そのままにしました。
これを撮る頃には、星像がかなり流れていたのですが、それについては後ほど。
東京で、300mmで撮ろうとしたのですが、淡いのと空が明るすぎて、全く撮れませんでした。

アレイ星雲 M27
2016-05-29-03.jpg
中学生の頃、先輩の赤道儀で、目盛り環を使い導入して眼視したことがあります。
こんな色で、こんなでかかったか…。
そんなに露光時間を長くしなくても、明瞭に写ってくれました。

リング星雲 M57
2016-05-29-04.jpg
天体観測を始めて間もない頃、中学1年の時に、初めて星をたどって見つけた星雲。
これのおかげで、その後天体観測にどっぷり浸かることになった思い出深い星雲です。
小さいですが、しっかり、露光時間をかけなくてもリング状に写ってくれました。
おっさんになった今、こうしてカラーでまた見られたことに感動。
(眼視だと、なんかモノクロに見えるんですよね)

球状星団 M13
2016-05-29-06.jpg
ピント合わせがうまくいってないですが、撮影されたその姿に感嘆しました。

以前挑戦した獅子座の3銀河もこの通り。これはトリミングしていません。
2016-05-29-05.jpg
筒先が街灯方向を向いていたのと、高度が低く、また、どうも電線が間に入ったようで、
こんな写真しか撮れませんでしたが、今後の撮影に期待が膨らみます。

撮影機材
2016-05-29-07.jpg
もはや製造が終わってしまったビクセンのGP2赤道儀、R150S鏡筒、STARBOOK type-s。
オートガイドのためのガイド鏡を、強引に同架。
ガイド鏡は、アマゾンでKenkoの安いのを買いました。でも口径は6cmあります。
余計な三脚とか、ほとんど役に立たないPCで画像を見るための装置がなければ、
もう少し安くなったと思うのにな…。
微動マウントは、金をかけました。ガイド鏡より高いです。頑丈。でも重い。
この辺は、金をかけた方が良いです。
レールと、R150Sとは、ホームセンターでちょうどよさそうなアングルプレートを
探して、1mmのゴム板を滑り止めにして取り付けています。
不細工な見た目に反して、頑丈に取り付けられています。

webカメラを分解、ガイド鏡のアイピースが、あまりに粗雑なので、
これ幸いにと、金属の取り付け部分だけいただきました。
ccdのカメラが欲しいんですが、windows7以上64bitのドライバがないので、
cmosで我慢してます。3〜4等星くらいまでは写るんじゃないかな…。
2等星でもかなりビカビカに写ってます。
2016-05-29-08.jpg
ミニ4駆のタイヤ、水道のパッキンを利用して、撮像素子が中心にくるようにしてます。
会心の出来…と思ってますが…いろいろ問題あり。

フリーのガイドソフト、GAGP1のためのリレーボックス。
USB-IOの入手が面倒だったので、手軽に手に入る、秋月電子のUSB-IO(Aki)を
使いましたが、これが苦労する羽目に…。
2016-05-29-09.jpg

撮影中の様子。
2016-05-29-10.jpg

オートガイド撮影は失敗に終わりました。
ガイドを始めると、ターゲットの星を追いかけようとして、望遠鏡が暴れる始末。
(暴れるといっても、画面上のことで、本体はごくわずかに動いただけですが)
その後、ガイド停止で終わり。
回路、ソフトのセッティング、その他もろもろが原因のようです。
アパートにもGP2の設備があるのに、正月からGWまで調整をさぼってたせいです。
ま、あの回路のままでは、どっちにしろだめだったかも。
(USB-IOドライバのDLLまで改造して秋月電子のに合わせたのですが…)

その後、やっぱり、最初はお手本からちゃんとしたものをと思い、
テクノキットのUSB-IOキットと基盤一式を注文して作り直しました。
ついでに、オミットしたカメラのシャッターコントロールも、Kiss X7iなら大丈夫と設置。
2016-05-29-11.jpg
無駄にでかくなったので、タッパーにでも格納しようかと思ってます。
(小型のケースに入れてみたら、軽すぎて、コードに持ち上げられたりしましたし…)
ソフトも、iAGに変更しました(回路設計もiAGのページにあった物を再現)。
コードがのたうってますが、ピンを差し替えるだけで、いろいろ接続を変えられるように
なっています。望遠鏡側のモジュラージャック部分だけにピンヘッダを使うだけに
すれば良かったと、後から後悔。
動作確認のLEDは、夜は意外にまぶしすぎるので、キャップをかぶせてます。

去年の暮れに買ったXiss X7iとのシャッターテストもばっちり。
2016-05-29-12.jpg
実験のため仮で適当な電線使ってますが、柔らかくて長いシールドケーブルに変える予定。
どうしてX7iを購入したかというと、ステラショットのためなんですな…。
高いし、まだSTARBOOK typs-sに正式対応してないので買ってないですが…。

ここで掲載した以外にも、オートガイドは早々にあきらめて、中高生の頃に、
探しても見られなかった銀河や惑星状星雲を撮りまくりました。
M81,M82のカップリング、ふくろう星雲などなど…。
突然の台風並みの突風でノートPCが吹き飛ばされるアクシデントもあったし、
出来上がった写真はピントが合ってなかったり、カメラ取り付け時に
微妙に撮像素子が斜めになってたりと、散々な出来上がりでしたが、
その姿を捉えられたことでも今回は十分に満足です。

ただ、ひ弱な三脚のため、重量に耐え切れなくて、かなりヤバイ状況です。
千葉でGP2を購入した時は、三脚が頑丈な物にアップデートされたので、
夏休みには搬送する予定です(お盆休み中、満月ですが…)。
また、バランスがちゃんと取れていなくて、最初のM51こそ1分も露光できてますが、
(カメラの性能も良くなり、ISO3200でも、いい絵が撮れるようになって、露光時間を
短くできました。昔ほどではないにしろ、ノイズは出るので、もっと落としたいところ
ですけど…)
だんだんと、30秒でもかなり流れるようになってしまいました。
また、アライメントしても、それがずれてしまって、天体の導入精度もかなり
悪くなりました。
頑丈な三脚、そしてバランス、それが良ければ、ダメダメと言われてるGP2赤道儀でも
かなりいい写真が撮れる環境になってきてるんじゃないでしょうか。

あと、車の免許を取って何年にもなるので、もっと山に近い、暗い場所に
望遠鏡を持っていきたいですね。
場所の選定も何箇所かできてます。後は、新月時に実家に帰れるか、
晴れてくれるか…。

何にしろ赤道儀はバランスが重要だと実感できました。
バランスと言えばガンリュウ、ガンリュウと言えばバランス。
2016-05-29-13.jpg
「バランスよく赤道儀を組み立てたか?いい加減な調整じゃ、後々苦労するぜ」
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