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オリオン大星雲M42撮影 [天文]

長期の休みが取れたので、何回か夜間の晴天に恵まれ改造デジカメでのM42の撮影に挑みました。

M42
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改造EOS Kiss X4。EF90-300USM2(300mm)。ISO800。300秒。LPS-D1使用。iAGによるオートガイド。Canon Digital Photo Professionalにて画像調整。トリミング。

ピントが追い込めてないですが、iAGのキャリブレーションや設定を調整して、ガイドエラーのかなりを修正できました。ふひー。やっとここまで。
ピント合わせは難しい…。

撮影時に投入した自作電動フォーカサー。
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アマゾンで入手したモータードライバー付きステッピングモーターを使いました。5個も入って1200数十円。おもちゃです(arduino用と出てるのでそうなんでしょう)。でもモータードライバーが付いているのがいい。しかも5セット。いくらでも実験できます(どうも1つや2つは不良品が混じってるらしい・・・中華だしね)。

コントロールにはAVRマイコンを使いました。mega328を使ったけど、mega88で十分すぎました。メモリがもったいない。後で置き換えます。
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撮影中に回転速度を落とすためのスイッチのコードが外れてました。なんか変だとは思ってたのですが…モニタ用のLED(基板上画面上)が点灯(していると通常速度)していたのに気づきませんでした。

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USB給電を考えていたのですが、取り扱いにくいので電池ボックスに変更。ビニールテープで固定。持ってきたコードの量が足りなくてぶらぶらするので、さらにビニールテープで赤道儀に固定しました。
右がコントローラー。上下逆に写ってます。正転、逆転機能付き。スライドスイッチが速度変更。タクトスイッチの中央2つを外側2つより遅い速度で動かそうとしていたのですが、撮影本番までプログラムが間に合いませんでした。スライドスイッチにより、合計4段階の速度が得られるつもり…だったのですが、この写真でも写っている通り速度変更スイッチのコードが千切れてる…。コードが足りなくて、色は同じですが千切れたところだけ細い物が使われていました。

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プーリーとタイミングベルトもアマゾンで購入。どうやって動力を伝達するか去年から悩み続けていましたが、ホームセンターで部材を物色。ラジコンのベルトのテンション調節と同じことをしています。レンズのピント合わせ部分に溝があるのでそれを利用。ビニールテープで無理やり固定。それだけでは不安定なのは分かっていたので、振動吸収ゴムブロックも買い置きしていて、固定用に使っています。モーター下にもクサビ形に切ったゴムブロックを挟んでいます。
3Dプリンターの自作が大流行しているわりには、タイミングベルトの接合方法が一切見つからず困りました。まぁ、高速回転しないし、ごくわずかに動く程度なので、写真にも写ってますがホッチキスでつなげています。

とまぁ、去年半年間の極度の疲労から、撮影を始める直前まで準備できていませんでした。フォーカサーのプログラムも急造品だし…。自作だけに後からさらに精度を上げられるのが利点ですね。何かと面倒だけど。
しかし、手元でライブビューの画像をPCで見ながらピント合わせをできるのは「楽!」の一言に尽きます。操作が楽なだけで、ピントをきっちり合わせる事自体は難易度高いですけど…。結局減速がOFFになっててピント合わせが思うように行かず時間とバッテリーを無駄に消費してしまいました。

撮影風景。
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今回、自室のベランダで撮影できたのは大きな利点でした。オートガイドソフト「iAG」のおかげです(極軸が正確に合わさっていれば、それだけガイドミスも減らせるのですが…)。
何よりトラブルが起きた時にすぐに部屋に戻って必要なパーツを持ってきたり修理ができるところです。トイレにも行けるし…。

しかし、撮影中に不用意にベランダを歩いてしまったので、こんな失敗も…。
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休み中最初の撮影チャンスに、なんかガイドがおかしいおかしいと思ってたら、こういうことだったんですね…。ベランダにミニテーブル持ち込んで、完全に外に出て操作してたので、体を揺らしたり、ちょっと足を動かしただけで弱いベランダが振動してたという…。

長かった冬休みも(正月休みの後に「夏休み」を取るという、変わった休暇になりましたが…)もうすぐ終わり。しかし、光害カットフィルターも手に入れたし、戻ってもチャンスがあれば積極的に撮影していきたいですねぇ。できるかなぁ。機材の搬出大変だよ…。もっといい(構造の簡単な)レンズ、もしくは短い焦点距離の望遠鏡欲しいなぁ。

ちなみに12年前撮影のM42。
http://nonta6913.blog.so-net.ne.jp/2006-01-05
今になって分かったのですが、プレアデス星団が赤い赤い言ってるのは、ピントが合ってないせいです。あと星が三角状に写ってるのもそう。
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天体写真専用改造EOS Kiss X4の成果 [天文]

実家の自室ベランダ(2階)より、馬頭星雲付近の撮影に成功。
成功というか、やっとここまで到達したかという安堵感…。
ガイド精度やピントの追い込みなど、まだまだ先は長く険しいですけど。

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改造Canon EOS Kiss X4。300mm。360秒露出。ISO 800。光害カットフィルタ「LPS-D1」使用。iAGによるガイド撮影(ガイドにかなりの乱れ)。レンズはCannon純正90~300mmズームレンズ(Digital N購入時の骨董品)。GP2赤道儀+STAR BOOK Type-S。
Canon Digital Photo ProfessionalにてRAW画像を編集。

こちらは補正前の画像
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本番時に限っていろいろうまくいかず、トータル3日目の夜にして、やっとここまでが限界という感じです。外気はマイナス6度以下。PCの操作のため手袋もできず、足の指は凍り付きそうでただひたすら辛かったというのが当時の印象。午後10時までは実家の目の前のイオンスーパーセンターの看板の光が周囲を照らし、午後11時を過ぎるとオリオン座の撮影も困難になるので時間との勝負。光害カットフィルタを使用してるとは言え、余計な明かりはないにこしたことはないです。3分は露出時間が変わる。撮影終了後は体全体が凍りそうで、顔や手足が痒かったです…。珍しく4日連続で晴れてくれたのですが、4日目はあまりのつらさに晴天から目を逸らしてくそ暑くした部屋の中でゲームに興じていました。

iAGの使い方もよく分かっておらず、機材や設置場所の関係で精密な極軸合わせができないなかで、よくここまでやってくれたという感じです。ピント合わせの手法を色々準備しようとしていたものの間に合わず、ゴミも盛大に映り込んでしまっています…。
「馬頭星雲」で画像検索すると、ひどく落ち込んで布団かぶって寝たくなりますが、やっぱり苦労して自分で撮影した写真は感慨深いです…。
ガイドの精度出しとか、ピント支援の準備とか、これからがつらくて逃げだしたくなる頃合いじゃないかなー・・・。
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EOS Kiss X4改造 [天文]

あけましておめでとうございます。
いや~、年末は過剰なストレスからの開放から肺炎を患って(会社のスターウォーズ好き数人と「最後のジェダイ」を観てる途中、咳が止まらなくなって困りました。最後の30分くらいで助かりましたが…。その時に過剰に乾燥した汚れた空気でやられた模様)、8日ほど寝たきりの生活でした。

本題。

以前入手したEOS Kiss X2では、EFレンズを付けた時に無限遠に合わせるのが非常に難しい(無調整では手前にフォーカスが来るので不可能)と分かり、そのあたりの調整が比較的楽なEOS Kiss X4のボディをオクにて落札しました。
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病気も軽くなったので、年明け3日に実家に帰省。23日までの休みを取りましたが、実質12月23日から休みでしたなぁ…。連日不定期に熱が39度近くまでなるのでしょうがない。

疲れもほどよく取れて、すっきりした状態で改造(ローパスフィルタとIrカットフィルタの撤去)開始。この記事では、分解についての解説はいたしません。
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上がセンサークリーナー兼Irカットフィルター(らしい)。
下段左がCMOS…撮像素子本体。右がローパスフィルター。
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ご他聞に漏れず、割れました。もう面倒くさくなって、ばりばりとはがし、固定用ボンドのカスを丁寧に取り除きました。
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くみ上げ終了。テプラで「ASTRO-01」のシールをペタリ。「02」は、今後2週間のうちに改造するだろうKiss X2です。
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スケアリングという奴が問題になることが分かっていたので、デジタルノギスで採寸していたのですが、結果的に全部押し込むことになりました。どうやらそれでOKな固体だったようです。

テスト撮影。ものすごい風だったので画像が荒れてますが、どの画面域でもフォーカスは合ってる模様…。これでEFレンズが使える!
※「LPS-D1」装着時はEF-Sレンズ使用不可能。接合面から飛び出てるので、フィルタにぶつかってしまう。
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ホワイトバランスを調整し、光害カットフィルタ「LPS-D1」装着で撮影。まだ赤い。
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後は本番を待つのみ…。晴れてくれるかなぁ。
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去年の6月に持ち込んだ強化三脚と最小構成のGP2。

狙うは「馬頭星雲」。A80Mf鏡筒欲しいけど、あと2年くらいは手に入れられないなぁ…。
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結局・・・ [天文]

なんとか安めにEOS Kiss X2を入手できました(まだ届いてないけど…)。
モードダイヤルが取れてるけど、模型・ラジコン趣味から道具は沢山あるから。
Kiss DNのローパスフィルタ撤去は未だ実行せず。
もうへとへとで…休んでるのになんだろう?
ま、あれほどの事が長期間に渡って続けば、頭のネジが10本ぐらい飛んでもおかしくない。

愚痴はともかく…。

前回マルミのカットフィルターを紹介しましたが、安物買いの銭失いになりそうなので
IDAS LPS-D1
http://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/idas-lpsd1-mfa.html
を導入の方向で考えています。

3倍近い値段ですが…。しかし、他の機材に(自分の場合Canon派なので)
取り換えたりできるし、値段以上の実益(時間も含む)が得られそう。
マルミのフィルターも「特性が似ている」らしいのですが、やっぱり全然別物ですよね…。
37mmがあれば「冒険」しようって物ですが、52mmは嫌がらせとしか思えない…。
※自分にとっては・・・です。

あと、小物をちょこちょこと。
Kenkoのリバーシブルマウントプレートをもう1個購入(1個目は実家)。
ビクセンのマルチプレートの3分の1の値段だし、拡張性もあまりないけど
自分には一番合ってる。安いし工夫次第。丈夫で軽い(これが重要だったり)。

ピント合わせが難しいので、ギアを組み合わせどうにかできないかと
アマゾンを探索しましたが、ミニ四駆に一時期夢中になってたので、
内径2mmのベアリングとギアがいっぱい…。
模型の「複製」で、レジンの塊が大量にあるので、ツマミ程度の部品なら
自作も可能(レジンは塊は強いけど細いと簡単に折れるし脆い)。

いやはや、多趣味が一つの物に繋がっていくとは。
「お金」「時間」の面ではよろしくないですけどね…。
じゃぁ無趣味でいろっていうのも、違う気がするし。
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悶々と・・・ [天文]

「このブログ」は、ほぼ活動停止宣言状態だったのですが…。
ま、ネタにはなるかなと思って。

自分の「3つ目のソネブロ(プラモブログではない、もうひとつの…)」で吐き出してる
以上の暴言書いてるし、長いので注意。



続きを読む


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直焦点撮影に挑戦 [天文]

すごい久しぶりの更新です。ネタがないわけじゃなかったのですが、
いろいろと忙しくて…。

さて、2016年のGW実家に帰省した際に、天体の直焦点撮影に挑戦しました。
今まで惑星の拡大撮影しかやったことがなく、直焦点では大して写らないだろう。
オートガイド環境構築も未完成で、5秒も露光できないだろうと思ってたのですが…。

子持ち銀河 M51
2016-05-29-02.jpg
1分の露光で、これしか流れてませんでした。これを見た瞬間、すごい、直焦点やれる!
と、気分が高揚したのでありました。
(トリミングしてますけど。以降の写真、すべてトリミングしてます)

回転花火銀河 M101
2016-05-29-01.jpg
10枚の30秒〜1分露光のjpeg画像をコンポジット。
実家に持って帰ったWindowsノートPCが非力で、10枚程度しかコンポジット
できませんでした。
RAWでやりたかったんですけど、ステライメージ6.5が、Kiss X7iのRAWに対応してなくて
コンポジットできませんでした(できたとしても、非力すぎて開けるかすら怪しい…)。
ちょっと画面の下の方に導入してしまって、下手に動かすと見失いそうだったので、
そのままにしました。
これを撮る頃には、星像がかなり流れていたのですが、それについては後ほど。
東京で、300mmで撮ろうとしたのですが、淡いのと空が明るすぎて、全く撮れませんでした。

アレイ星雲 M27
2016-05-29-03.jpg
中学生の頃、先輩の赤道儀で、目盛り環を使い導入して眼視したことがあります。
こんな色で、こんなでかかったか…。
そんなに露光時間を長くしなくても、明瞭に写ってくれました。

リング星雲 M57
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天体観測を始めて間もない頃、中学1年の時に、初めて星をたどって見つけた星雲。
これのおかげで、その後天体観測にどっぷり浸かることになった思い出深い星雲です。
小さいですが、しっかり、露光時間をかけなくてもリング状に写ってくれました。
おっさんになった今、こうしてカラーでまた見られたことに感動。
(眼視だと、なんかモノクロに見えるんですよね)

球状星団 M13
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ピント合わせがうまくいってないですが、撮影されたその姿に感嘆しました。

以前挑戦した獅子座の3銀河もこの通り。これはトリミングしていません。
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筒先が街灯方向を向いていたのと、高度が低く、また、どうも電線が間に入ったようで、
こんな写真しか撮れませんでしたが、今後の撮影に期待が膨らみます。

撮影機材
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もはや製造が終わってしまったビクセンのGP2赤道儀、R150S鏡筒、STARBOOK type-s。
オートガイドのためのガイド鏡を、強引に同架。
ガイド鏡は、アマゾンでKenkoの安いのを買いました。でも口径は6cmあります。
余計な三脚とか、ほとんど役に立たないPCで画像を見るための装置がなければ、
もう少し安くなったと思うのにな…。
微動マウントは、金をかけました。ガイド鏡より高いです。頑丈。でも重い。
この辺は、金をかけた方が良いです。
レールと、R150Sとは、ホームセンターでちょうどよさそうなアングルプレートを
探して、1mmのゴム板を滑り止めにして取り付けています。
不細工な見た目に反して、頑丈に取り付けられています。

webカメラを分解、ガイド鏡のアイピースが、あまりに粗雑なので、
これ幸いにと、金属の取り付け部分だけいただきました。
ccdのカメラが欲しいんですが、windows7以上64bitのドライバがないので、
cmosで我慢してます。3〜4等星くらいまでは写るんじゃないかな…。
2等星でもかなりビカビカに写ってます。
2016-05-29-08.jpg
ミニ4駆のタイヤ、水道のパッキンを利用して、撮像素子が中心にくるようにしてます。
会心の出来…と思ってますが…いろいろ問題あり。

フリーのガイドソフト、GAGP1のためのリレーボックス。
USB-IOの入手が面倒だったので、手軽に手に入る、秋月電子のUSB-IO(Aki)を
使いましたが、これが苦労する羽目に…。
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撮影中の様子。
2016-05-29-10.jpg

オートガイド撮影は失敗に終わりました。
ガイドを始めると、ターゲットの星を追いかけようとして、望遠鏡が暴れる始末。
(暴れるといっても、画面上のことで、本体はごくわずかに動いただけですが)
その後、ガイド停止で終わり。
回路、ソフトのセッティング、その他もろもろが原因のようです。
アパートにもGP2の設備があるのに、正月からGWまで調整をさぼってたせいです。
ま、あの回路のままでは、どっちにしろだめだったかも。
(USB-IOドライバのDLLまで改造して秋月電子のに合わせたのですが…)

その後、やっぱり、最初はお手本からちゃんとしたものをと思い、
テクノキットのUSB-IOキットと基盤一式を注文して作り直しました。
ついでに、オミットしたカメラのシャッターコントロールも、Kiss X7iなら大丈夫と設置。
2016-05-29-11.jpg
無駄にでかくなったので、タッパーにでも格納しようかと思ってます。
(小型のケースに入れてみたら、軽すぎて、コードに持ち上げられたりしましたし…)
ソフトも、iAGに変更しました(回路設計もiAGのページにあった物を再現)。
コードがのたうってますが、ピンを差し替えるだけで、いろいろ接続を変えられるように
なっています。望遠鏡側のモジュラージャック部分だけにピンヘッダを使うだけに
すれば良かったと、後から後悔。
動作確認のLEDは、夜は意外にまぶしすぎるので、キャップをかぶせてます。

去年の暮れに買ったXiss X7iとのシャッターテストもばっちり。
2016-05-29-12.jpg
実験のため仮で適当な電線使ってますが、柔らかくて長いシールドケーブルに変える予定。
どうしてX7iを購入したかというと、ステラショットのためなんですな…。
高いし、まだSTARBOOK typs-sに正式対応してないので買ってないですが…。

ここで掲載した以外にも、オートガイドは早々にあきらめて、中高生の頃に、
探しても見られなかった銀河や惑星状星雲を撮りまくりました。
M81,M82のカップリング、ふくろう星雲などなど…。
突然の台風並みの突風でノートPCが吹き飛ばされるアクシデントもあったし、
出来上がった写真はピントが合ってなかったり、カメラ取り付け時に
微妙に撮像素子が斜めになってたりと、散々な出来上がりでしたが、
その姿を捉えられたことでも今回は十分に満足です。

ただ、ひ弱な三脚のため、重量に耐え切れなくて、かなりヤバイ状況です。
千葉でGP2を購入した時は、三脚が頑丈な物にアップデートされたので、
夏休みには搬送する予定です(お盆休み中、満月ですが…)。
また、バランスがちゃんと取れていなくて、最初のM51こそ1分も露光できてますが、
(カメラの性能も良くなり、ISO3200でも、いい絵が撮れるようになって、露光時間を
短くできました。昔ほどではないにしろ、ノイズは出るので、もっと落としたいところ
ですけど…)
だんだんと、30秒でもかなり流れるようになってしまいました。
また、アライメントしても、それがずれてしまって、天体の導入精度もかなり
悪くなりました。
頑丈な三脚、そしてバランス、それが良ければ、ダメダメと言われてるGP2赤道儀でも
かなりいい写真が撮れる環境になってきてるんじゃないでしょうか。

あと、車の免許を取って何年にもなるので、もっと山に近い、暗い場所に
望遠鏡を持っていきたいですね。
場所の選定も何箇所かできてます。後は、新月時に実家に帰れるか、
晴れてくれるか…。

何にしろ赤道儀はバランスが重要だと実感できました。
バランスと言えばガンリュウ、ガンリュウと言えばバランス。
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「バランスよく赤道儀を組み立てたか?いい加減な調整じゃ、後々苦労するぜ」

天文宇宙検定3級合格 [天文]

去年の話ですが、天文宇宙検定なる物の3級を受けまして、合格する事ができました。
※一部加筆修正

言葉は悪いですが、糞難しい問題が出る割に、何の役にも立たない検定です。
プラネタリウムに勤務できるとか、何か天文宇宙関係の就職に有利になるとかは全くありません。
女の子にモテるようになるとか、体重が減るとか、必殺技が出せると言う事もありません。

合格率は、3級に限って言えば、今回は60%、通常50%です。
天体観測の役に立つこともほとんどないです。
(天体望遠鏡の操作等、そっち方面は、4級っぽいですが、格下です)

50分で80問。考える余裕すらない。
3級は中学生程度とされていますが、
「中学生程度の読解力と、公式」が必要というだけで、
大学ですら習わない事がバンバン出てきます。
意味のない問題も多い。
バーナード星やケンタウルス座アルファ星の距離を暗記することに何の意味があるのか。
研究者でも、記憶だけでやらずに、チャートを確認するだろうに。
寅の刻が現在で何時かなんて、落語家や落語ファンしか使わないよ。
惑星の名前を使ったお笑いグループはどれか?なんてふざけるのも大概にしてほしい。

公式テキストや問題集にも、問題あり。
やたら高い(検定料も高い)。で、ほとんど役に立たない。
アンケートで、「公式テキストや問題集に何の意味があるのか?」と書いちゃいましたよ。
受けた直後は腹立たしくてしょうがなかった。

点数の7割は、小中高時代に天文関係の書籍を読みまくった成果でした。

まあ、そんな物でも合格できて嬉しかったですけどね。
文句たらたらですけど。
松本零士嫌いだし…。それは置いといても、合格証書、何かしょぼいし…。

合格は何の役にも立ちませんけど、あるとすれば、
お前は何者だ!
と聞かれた時に、
星空博士だ!(エコー付き)」
と答える事ができることでしょうか。

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今年2級受けるかどうかは微妙…。
2級の合格率は、もっと低いです。

2014-10-08皆既月食 [天文]

カメラの電源を切らずにレンズ交換をし、皆既中の写真データが全てノイズになっていたという失態から2年…。待ちに待った日が来ました。
とは言え、早急に終わらせる予定だった仕事が終わらず、会社にカメラと500mmレンズと三脚を持ち込み、仕事を抜け出して撮影に挑んだのでありました。

結論から。
皆既開始数分前に、どんよりとした雲に覆われ…。
ため息をつきながら、あきらめようかと思い、ツイッターを見てると、アストロアーツのアカウントから、天王星が近くにあるとのツイートが。
雲が流れる反対方向を見てると、晴れ間が見えてる。じっと待つこと1時間?
皆既終了10分前に、ついに赤い月がその姿を!

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赤い月と天王星(黄色い矢印の先)。
天王星の撮影も見るのも初めてでした。ツイート見てなかったらあきらめてた。

こちらは、天王星を基準にして、15分間の月の移動の様子。20時18分頃と、20時30分頃の合成。
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遅く流れる雲に、イライラしながらも、ひたすら待った甲斐がありました。

観測を開始してからの画像。60%ほど欠けてます。18時57分頃
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月食開始高度が低く、住宅・高層マンション密集地では、18時40分過ぎじゃないと見えませんでした。

この直後、雲に覆われました。天王星のことは頭の片隅にありましたが、ツイートを見るまで、失念。知ってたら、この段階で、もっと月に近づいていた天王星を撮れたのに…。19:23頃
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皆既食も終わって、地球の影から出てくる月。20:40頃
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この後、再び雲に覆われて、あきらめて会社に戻りました。仕事の残りが待ってたし。

道行く女の人にいっぱい声をかけられたし(おばば含む)、子供には質問攻めに会うし、楽しかったです。どでかいレンズを三脚に構えてたから、相当目立ってたと思う…。
500mmレンズで見る月食は、ちょっとした望遠鏡で観測してる気分で、その神秘的な様子に、ただため息をもらすだけでした。何人かに、カメラを覗かせたり、プレビューを見せたりして、すごく喜ばれたのが良かったです。観測中、「From the Earth to the Moon」のテーマ曲と、「ザ・ムーン」の楽曲が脳内再生されておりました。

しし座の銀河を撮る [天文]

もう2年も前の話ですが、「2012 DA14」という小惑星が、地球のすぐ側を通過しました。アストロアーツのサイトで、その写真が多数投稿されていたのですが、しし座にある3つの銀河のすぐ側を通過して行く写真が印象的でした。写真の撮影データを見ると、東京都で撮影されたものもあり、「東京で銀河が撮れる?しかも300mmクラスで!」と、わくわくしたのを覚えています。あれから2年…。ようやく重すぎる腰を上げ、撮影にトライしました。

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狙うは、しし座の後ろ足の付け根付近にある3つの銀河。M65、M66、そして、NGC3628です。
かすみでしし座の姿もろくに見えない中、標準レンズでしし座の辺りを撮影しながら、目指す足の付け根の特徴的な星の並びを中心に調整しました。そして、望遠レンズに交換。アイソンやラブジョイ彗星と違って、相手は視直径も小さく暗い天体。本当に撮れてるんだろうかと疑念に思いながら、10秒〜20秒で40枚ほど撮影。1時間も撮影していて(その半分は、目標空域探しでしたが)、いい加減飽きたので帰宅。ステライメージ6での画像処理に挑戦したのでした。

2014-04-28-01.JPG
で、画像処理したのがこれ。写ってる!気のせいと思われないくらいには…。NGC3628も、うっすらですが、右上がりに傾いているのが分かります。ISO1600、10〜20秒の露光時間のRAW画像を合計40枚、ベイヤー配列でダーク補正付きで読み込み。特に何もしないまま、RGB変換。加算平均でコンポジット後、周辺減光の処理をして、あーでもない、こーでもないと、レベル補正とトーンカーブ修正。
クリックで拡大します。

2014-04-28-03.JPG
カメラのプレビューではよくわからない中、右側の、特徴的な星の並びだけがたよりでした。写るんなら、もっと気合い入れてピント合わせるんだった…。でも、これが限界。なんで、無限遠にピント合わせるのに、こんなに苦労しなければならないんだろう…。昔のレンズって、メモリが付いてたのに。

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15秒露出のRAW生画像(縮小してjpegにしてるので、厳密には生じゃないですが)。コンポジットすげー!銀河が浮かび上がるどころか、画像も滑らかになってるし。去年撮ったラブジョイ彗星も再挑戦してみようかな??

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岩手県奥州市で撮影したしし座。1分ほど露光しています。これくらい空が暗ければなー。というか、この時撮影すれば良かったのに!(まー300mmで撮れると思ってなかったので。実家にも赤道儀とモータードライブはありますが…)

そうそう、ビクセンのGP2ポータブル赤道儀で自動ガイドしながら撮りました。固定撮影じゃ、何枚重ねようと、面白くないので。
おおぐま座の子持ち銀河M51も撮れるかも…。M65、66が9等台、視直径8〜10分なので、それよりわずかに明るいし大きいから…でも、腕は無理かも。航空祭専用と化してる500mmのレンズもありますが、重すぎてポータブル赤道儀の限界超えちゃうんですよね。超えたらどうなるんですか?と、ビクセンに聞いた事があって、すぐ壊れる訳じゃないけど、精度が悪くなるぜ、との回答をもらってるんですが…自己責任で挑戦というところですかね。目標に正確に合わせるのが大変ですが(ズームだけど最短150mmだった気が…ちょっと厳しい)。

-- 追記 --
去年の12月のラブジョイ彗星を40枚コンポジットして、いろいろ補正。うーん…。ピントが少し合ってない画像も混ぜ込んだし、なんだかなー。尾は少し分かりやすくなったかな程度。かぶり補正とか、デジタル現像とかやりましたが、土壺にはまって行く…。
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彗星の動きを基準にしてるので、星が流れてます。

去年画像処理した物。こちらは15枚ほど。
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こちらは恒星基準にコンポジット。枚数が少ないので、影響はさほどないはず。

ラブジョイ彗星撮影 [天文]

アイソン彗星は、つくづく残念でありました。

ラブジョイ彗星も同じ時刻の東の空に見えてるというので、撮影しようとしたのですが、耐えられないほど眠くて断念する事数日。そのうち天気が悪くなり、やっと12日の未明に撮影に成功しました。
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EOS 40D 300mm ISO1600 15秒×16枚コンポジット。自動ガイド。自動レベル補正にトーンカーブ修正、トリミング。千葉県浦安市近辺にて撮影。
薄いですが、尾も写っています。
近くに目立つ星もなく、導入に苦労しましたが、薄明30分前には姿を捕らえられました。

ピクセル等倍では大きすぎたので50%縮小。
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意味もなく反転させてみたり。尾がはっきりするわけではありませんでした。
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流れ星が写りました。多分。下の人工衛星と角度が似てるのがちょっと気になりますが。
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ツイッターで、よく、流れ星を「彗星」と頑に思い込んでいる人がかなり見受けられるのが残念。

人工衛星も写りました。
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シャッターのタイミングで途中写ってません。

これは11月18日、おとめ座の1等星スピカに接近した時のアイソン彗星。
薄明時、月明かり、薄曇りと、条件は最悪でしたが…。
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これが最後に撮影した姿になるとは。残念無念。